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費用を抑える

うつ病には医療控除がききます

うつ病などの精神疾患の場合、怪我や骨折のような治療の明確なゴールはありません。しかも再発を起こす場合も考えられ、治療費の目処がなかなか立ちにくい状態です。この現状を踏まえ、精神疾患を持つ人のために治療費を軽減する制度があります。「自立支援医療費制度」と呼ばれるものです。この制度は本人と世帯の年収を踏まえ、治療費の自己負担額の上限を決める制度です。注意しなければならないのは、所得に応じた審査と、症状の審査が必要なため、医師の診断書が必要になってきます。診断書の作成には3000〜5000円ほど、さらに1日ではできるものではないため、早めにかかりつけの病院に相談しましょう。さらに、医療費の控除は精神疾患用の治療に限定されるため、同時に出された胃薬や吐き気止めの薬、さらに入院治療の場合は控除対象になりません。

投薬治療が始まったのは実は最近

うつ病とそれを取り巻く治療や薬はいつから誕生したのでしょうか。うつ病という言葉は実は紀元前からあるといわれています。この時に「メランコリー」という言葉が初めて使われました。その後いったん医療の世界からメランコリーという言葉は消えますが、20世紀になり再度登場します。そのため、20世紀まではうつ病に対する薬物治療というものはありませんでした。それまでは電気ショックや心理療法、脳手術などが行われていたようです。 20世紀後半になり薬による治療が開始されました。現在も心理療法や電気ショックは行われていますが、どちらかと言えば少ない事例です。現在ではうつ病には抗うつ薬の投薬がもっともポピュラーな方法です。しかし抗うつ薬には無視できない副作用があることも事実です。

まだ国内では進んでいない併用治療

抗うつ病薬と併用する治療は一部の施設で行われています。現代社会で増え続ける精神疾患患者数に比べ、まだ導入が遅れている状態です。また、電気療法といった副作用が大きな治療では専門の大きな病院でないと受けることができません。 磁器刺激療法は比較的副作用が少なく、安全性が高いため比較的小さな病院でも行うことは可能です。しかし国の認可がおりていないため、治療費は全額自己負担となってしまいます。一回の治療費は病院により変わりますが、6万程度となっています。 また、うつ病の診断に近頃保険適応になった検査があります。光トポグラフィー検査です。これは無痛で15分程度の検査を受けることによって、脳内血流の分布状況から診断するものです。医師はこの検査と診察から最適な薬を選択していきます。